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さくらん：土屋アンナ「日本文化を見せつけた」　映画公開で舞台あいさつ

毎日新聞 まんたんウェブ




舞台あいさつに登場した出演陣ら

　安野モヨコさんの人気漫画を映画化した「さくらん」（蜷川実花監督）が24日、関東地区で公開され、主演の土屋アンナさんや木村佳乃さん、菅野美穂さんらが東京・渋谷のシネクイントで舞台あいさつに登場。土屋さんは「原作が動なら映画は静。全く違う作品になって面白いです」と作品の魅力をPRした。 （【写真特集】土屋アンナさんらが登場の舞台あいさつの様子はこちら）

　「さくらん」は、江戸・吉原の遊郭に引き取られた少女きよ葉が、おいらん・日暮として成長していく姿を描き、単行本（全1巻）は56万部発行のヒットとなっている。映画は、写真家として活躍している蜷川監督の初監督作品で、極彩色の映像美や人気ロック歌手の椎名林檎さんの音楽などが話題となっている。

　日暮にほれる大名・倉之助を椎名桔平さん、きよ葉が本気で恋をしてまう惣次郎に成宮寛貴さんが出演。木村さんはおいらん高尾役で、菅野さんはおいらん粧ひを演じる。ほかに永瀬正敏さんや小泉今日子さんら豪華キャストが登場する。

　土屋さんは、9日に独ベルリンで開幕した「ベルリン国際映画祭」では黒の着物姿でレッドカーペットに登場したが、この日は赤のジャケットに黒のミニスカートと、映画の色彩を意識した衣装で登場。「ベルリンでは着物姿が受けたが、日本の文化はそれだけすばらしいということ。映画は、これが本当の日本だと見せ付けることができる内容だと思う」と自信のコメント。蜷川監督は「チラシを見るたびに豪華なキャストだなと自分でも思う」と出演者に感謝していた。

　映画は、3月3日から全国でも公開される。【渡辺圭】